カンヌ映画祭で「八月の狂詩曲」が注目を集める
世界3大映画祭の1つ、フランスのカンヌ映画祭は来月開催されることしの映画祭の公式ポスターに、日本の巨匠黒澤明監督の作品「八月の狂詩曲」の一場面を採用したと発表しました。
この作品は1991年に同映画祭に出品され、長崎で被爆した祖母が孫とアメリカ人のおいに「愛と誠実さが戦争の防波堤である」という信念を伝えていくストーリーが描かれています。
黒澤作品が伝えるメッセージと今日の世界
公式ポスターに採用されたのは、祖母が孫たちと並んで座る後ろ姿と映画祭のシンボルであるやしの葉が月のように空に浮かび5人を照らす幻想的な様子のシーンです。
フランスのメディアは、緊迫した地政学的状況にある中でのこの選択が、団結を呼びかけていると指摘し、現代の国際情勢を念頭にしたメッセージが込められていると評価しています。
カンヌ映画祭は来月14日から25日まで開催されます。