テロの影響と政治的な指摘
モスクワ郊外のコンサートホールで起きた悲劇的なテロ事件から1か月が経過しました。
この事件で140人以上が命を失い、その多くが民間人でした。
事件の背後には過激派組織IS・イスラミックステートが関与していると見られており、特に地域組織ISIS-Kが犯行に関与したとされています。
事件には中央アジアのタジキスタン国籍の4人が実行犯として起訴されましたが、ロシア大統領プーチンはウクライナが背後にいるとの主張を強めています。
移民対策の強化とロシア内の変化
この事件後、ロシアの治安当局は中央アジアからの移民に対する対策の強化を求める声が高まっています。
10日には内務省により全国で1万か所以上を対象に不法移民の取り締まりが行われたと発表されました。
しかし、ウクライナ侵攻により多くのロシア人が国外へ逃れる中で、移民の労働力はより一層必要とされる状況にあり、プーチン政権は難しい対応を迫られています。