新型観測船「凌風丸」の概要と機能
気象庁が新たな観測船を導入し、およそ30年ぶりに新造した4代目の凌風丸が今日公開されました。
この新しい船には、線状降水帯の予測や監視に不可欠な、洋上の水蒸気量を高精度で観測するための最新設備が搭載されています。
具体的には、人工衛星を活用した測位システムGNSSや、気温や湿度を高度30キロまで計測可能な装置が設置されています。
予測情報の精密化とその影響
また、気象庁はこれまで地方単位で発表していた線状降水帯の予測情報を、より精密化された都道府県単位での発表に変更します。
この変更により、より詳細な気象情報の提供が可能となり、予測精度の向上が期待されています。
これにより、未来の気象状況により適切に対応することが可能となり、災害への備えがさらに強化されることになるでしょう。
