容疑者、報酬受取りを主張
栃木県那須町で見つかった夫婦の遺体事件に関して、新たな進展がありました。
逮捕された建設業の平山綾拳容疑者が、事件後に報酬を受け取ったと供述した一方、これまでのところ多額の現金を受け取った形跡は確認されていないことが捜査関係者への取材で明らかとなりました。
平山容疑者によれば、彼はある人物から遺体の処理などを指示され、それを自分の知人2人に依頼したとされます。
その2人が、都内の空き家で宝島夫婦と接触し、暴行を加えたという疑惑もあることが分かっています。
警視庁、供述に関する調査を継続
平山容疑者は調査の中で、遺体の処理を指示した人物から事件後に報酬を受け取ったと述べていますが、これまでに容疑者の自宅や金融機関の口座に多額の現金を受け取った形跡は確認されていません。
警視庁などは供述の裏付けを進め、指示役と見られる人物が報酬を約束して事件を主導した可能性もあるとみて調査を続けています。