新たな資料が示すGHQの圧力と児玉誉士夫の関与
下山事件に関連し、GHQから国鉄のトップだった下山に対して10万人の解雇が求められていたとの情報が新たに明らかになった。
それが深いつながりを持つ政財界や裏社会の顔役、児玉誉士夫から鎗水により明かされたものだ。
これは、極秘資料の中で児玉が下山事件について供述していたことが初めて明らかになったためだ。
アメリカ諜報部隊と二重スパイの密告
下山は、この10万人の人員整理について自分の判断を優先する姿勢を見せていたとされる。
しかし、この動向がアメリカの諜報部隊によってマークされていたこともまた新たな情報として判明した。
当時の関係者の証言によれば、二重スパイであった李中煥が、国鉄の10万人の人員整理を含む情報を諜報部隊に提供していたとされている。