FRBの金利決定と円相場の動き
2024年5月2日、記録的な円安水準が続いている中、アメリカの連邦準備制度理事会(FRB)は6回連続となる政策金利の据え置きを決定しました。
その結果、ニューヨーク外国為替市場では、パウエル議長の記者会見後、円相場が大きく振れ、一時的に1ドル=153円代となるなど、円高が進行しました。
円高進行の背後にある市場動向とFRBの対応
円高の進行は、市場参加者による円買いドル売りの動きが一因となっているとみられ、市場介入が行われた可能性も示唆されています。
しかし、FEDの政策決定は根強いインフレに対応するために、高水準となっている政策金利を据え置くことを決定。
パウエル議長は利下げに慎重な姿勢を見せました。
これにより、日米の金利差が縮まらない状況が続いています。