押収された凶器と仲介役の関与
栃木県那須町で夫婦が遺体で見つかった事件について、殺人の疑いで再逮捕された仲介役の容疑者の車から電気コードが押収されていたことが捜査関係者への取材で分かりました。
警視庁は、実行役に渡して凶器として使われたと見て調べています。
再逮捕されたのは平山綾拳容疑者で、会社役員の宝島龍太郎さんと妻の宝島幸子さんが遺体で見つかった事件で、他の容疑者らと共謀し、空き家のガレージ内で夫婦の首を絞めたり、ハンマーで殴ったりして殺害した疑いが持たれています。
車と電気コードの提供による共謀
実行役に車を貸した仲介役と見られる平山容疑者。
これまでの調査で、容疑者の名義の車から血の付いたハンマーや結束バンドなどが見つかったことも判明しています。
捜査関係者によると、更に電気コードも押収されていたとのこと。
それが事件の数日前に平山容疑者が購入したものであることが確認されました。
平山容疑者は、指示役の佐々木光容疑者の名前を挙げ、実行役2人に殺害と遺体の処理を指示したと語っています。
警視庁は、車を貸す際に電気コードを実行役に渡し、その電気コードが凶器として使われたと見て詳しく調査を進めています。