不時着の瞬間
熊本県阿蘇市の山中で遊覧飛行中のヘリコプターがエンジンのトラブルにより不時着しました。
この事故で、パイロットと乗客合わせて3人がけがを負いました。
ヘリコプターは、阿蘇カドリー・ドミニオン近くから午前11時40分ごろに離陸し、阿蘇中岳の火口近くを周遊した後、飛行場への帰路についていた際の出来事でした。
エンジンの回転数が低下し、パイロットが不時着を決断。
その結果、ヘリコプターは近くの空き地に不時着しました。
被害状況と調査進行
機体は黒い散乱した部品で周囲は覆われ、警察によれば、50代の男性パイロットが胸の骨を折るなどの重傷を負いました。
同乗していた中国籍の30代男女もけがをし、病院に搬送されましたが、いずれも意識はあり、会話が可能な状態だと報告されています。
国土交通省と警察は事故の詳しい原因を調査中で、国の運輸安全委員会からも航空事故調査官を派遣し、詳細を解明する作業が続いています。