女性有権者に焦点を当てる各党
インド総選挙では、モディ首相率いるインド人民党と最大野党の国民会議派を中心とする野党連合が競り合っていますが、今回各党が特に力を入れているのが女性の票です。
近年の政治意識の高まりから、女性の投票率は男性を上回り、有権者数も増加しています。
女性の地位向上への期待
インドでは女性の社会的地位の低さや男女間の不平等が指摘されており、このため女性たちは選挙を通じて現状を変革したいと強く願っています。
各党は女性有権者の支持を得るための政策を打ち出していますが、依然として候補者全体における女性の割合は10%以下に留まっています。
この状況を打破しようと、インド議会は去年、下院などの議席の3分の1を女性に割り当てる法案を可決しましたが、今回の総選挙には間に合いませんでした。
それでも、タルナさんのような女性たちの声が積み重なり、インドの女性の地位向上が期待されています。