農林中央金庫の債券運用と金利上昇の影響
農林中央金庫は、国内で低金利環境が続く中、アメリカ国債を中心に外国債券の運用を拡大してきましたが、アメリカの金利上昇の影響などで、金利が低かったときに購入した債券の価値が目減りしていました。
この処理に伴って、来年3月期の最終損益が5000億円を超える赤字に陥る見通しになり、資本増強により財務の健全性を確保するとしています。
資本増強の方針と出資者の役割
農林中央金庫はきのうの決算会見で、ことし9月までに出資者のJAなどを引き受け先として、1兆2000億円の資本増強を行う方針を明らかにしました。