27年経過した連続児童殺傷事件、父親が手記を発表
神戸市で起きた連続児童殺傷事件で、当時小学6年の男子児童が殺害されてからきょうで27年がたち、父親が手記を寄せました。
支援の不十分さを指摘、さらなる改善を求める
27年前、土師淳君が当時中学3年の少年に殺害されました。
父親の守さんは手記のなかで、7年前を最後に手紙が届かなくなった加害者に対し「私たち遺族の思いに答える努力をしてほしい」と訴え、「子供への思いはどれほどの時間が経過しても変わるものではない」とつづりました。
また、兵庫県が今年度から犯罪被害者への見舞金制度を始めたことについて評価したうえで、「被害に遭った少年に対する支援は教育含め全く不十分な状況」と指摘し、支援内容のさらなる改善を継続的に行うよう求めました。