雪崩事故の概要
高校生など8人が死亡した雪崩事故。
教諭らに実刑判決です。
7年前、栃木県那須町の茶臼岳で高校の山岳部が集まって歩行訓練をしていたところ、雪崩が発生。
生徒7人と教員1人が死亡し、多くの生徒がけがをしました。
生徒の引率などに当たった教諭の猪瀬修一被告と菅又久雄被告、元教諭の渡辺浩典被告の3人が、業務上過失致死傷の罪に問われました。
判決の焦点と理由
争点は雪崩の発生を予見できたか。
判決で宇都宮地裁の瀧岡俊文裁判長は、学校活動の一環で、安全確保が強く求められる中、地形や新たな積雪などの状況を踏まえると、雪崩の危険を予見することは十分に可能だった、雪崩は自然現象で、確実な予測が困難であるとしても、相当に重い不注意で人災だと指摘。
3人に禁錮2年の実刑判決を言い渡しました。