ウクライナへの軍事支援の必要性と平和サミットへの参加呼びかけ
6月2日(日)、ウクライナのゼレンスキー大統領はシンガポールで開催されたアジア安全保障会議で講演を行いました。
ゼレンスキー大統領は、ウクライナへの軍事支援の継続を訴えるとともに、今月スイスで開かれる平和サミットへの参加を各国に呼びかけました。
演説の中で、ゼレンスキー大統領はロシアの攻勢が続く中、防空システムなどの軍事支援の継続の必要性を強調しました。
また、ウクライナが提唱する和平案の実現に向けて外交の重要性を強調し、国際的な支持を求めました。
中国の批判と国際的な支持拡大の重要性について
ゼレンスキー大統領は演説に続いて行われた記者会見で、中国が平和サミットへの欠席を表明していることに関し、中国が各国に対してサミットに参加しないよう働きかけていると主張し、批判しました。
彼は、ウクライナへの国際的な支持を広げるために、中国への対応が重要な課題であると示しました。
また、ゼレンスキー大統領は中立の立場を取る国々の支持を得るために、アジアまで赴いて支援の呼びかけを行っていることを強調しましたが、アジアではロシア制裁に加わらない国も多く、ウクライナに対する理解や共感が低下している現状があります。
それでも、大統領は平和サミットに多くの国が参加することを強く訴え続けています。