コロンビアでの出迎えと内戦の背景
永井さんはニューヨークのフォーラムに参加したあと、次に向かったのはコロンビアです。
出迎えてくれたのは29歳のアンジェリカさん。
彼女はかつて左翼ゲリラ、コロンビア革命軍に参加し、10年にわたって看護や戦闘に従事していました。
コロンビアでは1964年から内戦が続き、2016年に政府とコロンビア革命軍との間で和平合意が成立しましたが、元戦闘員たちの社会復帰は思うように進んでいません。
永井さんの支援活動と今後の展望
永井さんは現地スタッフを雇い、近々社会復帰支援を本格的にスタートさせると約束しました。
永井さんは危険地帯にやみくもに行くのではなく、念入りな調査と安全対策をした上で活動しています。
彼の姿勢が国境を越えた信頼をつかむのに貢献しているのでしょう。
永井さんは元戦闘員の社会復帰支援の具体的方法を国際的なルールとして定めることを目指しており、今年9月に開催される国連の未来サミットでその内容を発表したいと考えています。