国土交通省、トヨタ本社に立ち入り検査を実施
2024年6月4日、国土交通省はトヨタ自動車本社に対して型式指定の取得に関する不正について立ち入り検査を開始しました。
立ち入り検査では、試験データや関連する社内ルールの確認に加え、担当者や監部への聞き取りが実施されました。
これにより、トヨタを含む5社で発覚した性能試験データの不正の詳細が明らかになる見通しです。
他の4社にも立ち入り検査、不正の影響が広がる
さらに、こうした不正はトヨタだけでなく、他の4社(マツダ、ヤマハ発動機、ホンダ、スズキ)についても確認されており、国土交通省はこれらの企業に対しても立ち入り検査を実施すると発表しました。
不正が確認された5社38車種について、型式指定の取得に関する国の基準に適合しているかどうかを確認し、必要に応じて厳正な処分を検討する方針です。
本件の影響として、トヨタは一部車種の生産を停止する予定であり、取り引き先の中小企業を含む地域経済に対する懸念が広がっています。