国立大学の財政状況と運営費交付金の現状
国立大学協会は、国立大学の財政状況が厳しさを増しているとして、運営費交付金の増額を求める緊急声明を発表しました。
国立大学協会は全国86の国立大学で構成され、運営費交付金は基盤的な経費として国立大学に配分されるものです。
同協会は、運営費交付金が近年減少していること、さらに物価高騰や円安の影響により予算が目減りし続けていると訴えました。
永田恭介会長の記者会見と今後の対策
国立大学の運営費交付金は2021年度で全体1兆784億円と、20年前から1600億円余り、約13%減少しました。
この問題について議論するため、国立大学協会の永田恭介会長は記者会見を開きました。
永田会長は国からの運営費交付金の増額と、地域や産業界からの経済的支援を求めています。