鳴門での初演: ドイツ兵と四国霊場の関係
ベートーヴェンの交響曲第九番は、日本で初めてドイツ兵によって演奏されました。
その背景には、異国の音楽を受け入れる人々の気持ちがあり、特に四国霊場を巡る人たちを受け入れてきた鳴門の土壌が影響したとされています。
東京音楽学校と九州大学による第九の進化
この演奏会からおよそ10か月後、当時の東京音楽学校が第九の全楽章を初めて演奏し、それが次第に日本で定着していくことになります。
そして現在、九州大学では当時の日本語の歌詞で第九を披露しようというプロジェクトが進行中です。
合唱団のメンバーも日本語の歌詞に特別な思いを持って取り組んでいます。