つばさの党が初めて行ったカーチェイス
衆議院東京15区の補欠選挙を巡り、政治団体、つばさの党の代表らが、告示日翌日にほかの陣営の選挙カーを追い回して、選挙運動を妨害したとして再逮捕された事件で、代表らがカーチェイスと称して追い回したのはこの日が初めてだったことが、捜査関係者への取材で分かりました。
警視庁は、この様子を撮影した動画をインターネットに公開した際の反応などを見て、同じような妨害行為を繰り返すようになった疑いがあると見て調べています。
幹部らの妨害行為と視聴者の反応
政治団体、つばさの党の幹事長で選挙に立候補した根本良輔容疑者や、代表の黒川敦彦容疑者ら3人は、衆議院東京15区の補欠選挙で、告示日翌日の4月17日に、立憲民主党の陣営に対し、質問に答えろなどと言って選挙カーを追い回して、選挙運動を妨害したとして、公職選挙法違反の疑いで再逮捕され、検察庁に送られました。
捜査関係者によりますと、ほかの陣営の選挙カーを追い回したのはこの日が初めてで、その様子を撮影した動画は、カーチェイスしてみたというタイトルでYouTubeに公開され、およそ5万回再生されました。
容疑者らが選挙期間中に行ったこうした交通妨害は10回以上確認されていて、警視庁は、動画を公開した際の視聴者の反応などを見て、妨害行為を繰り返すようになった疑いがあると見て調べています。