12年ぶりの高水準-全国企業倒産件数が1000件超に
先月の全国の企業倒産件数が12年ぶりに1000件を超えました。
帝国データバンクによると、先月の倒産件数は1016件に達し、これは2012年以来の高水準です。
業種別倒産増加-道路貨物運送と飲食店に深刻な影響
業種別では、2024年問題でドライバー不足が深刻化している道路貨物運送関連の倒産が3倍以上に増加し、飲食店の倒産も目立っています。
これらの要因としては、コロナ禍で中小企業を支えたゼロゼロ融資の返済が始まり、資金繰りが困難になったことや、物価高によるコスト上昇を価格に転嫁できなかったこと、人手不足などが挙げられます。
今後、金融政策の変更により金利が上昇すると、さらなる倒産が予想されており、学び直しを含めた支援が重要となります。