小池知事、3期目を目指して立候補を表明
来月投票が行われる東京都知事選挙。
東京都の小池知事は、3期目を目指して立候補する意向を表明しました。
>>都議会定例会の最終日のきょう、小池知事は本会議で、都知事選挙に立候補する意向を表明しました。
この中で、都知事を務めて2期8年。
新型コロナウイルスとの闘いや、東京オリンピック・パラリンピックの開催など、歴史に残る数々の都政に全身全霊をかけて取り組み続けた。
さまざまな分野で東京に確実な変化をもたらしていると述べたうえで、小池氏は無所属で立候補する方針で、記者団に対し、公約をまとめ、近いうちにお伝えすると述べました。
>>小池氏は兵庫県出身で71歳。
民放のニュースキャスターなどを経て、1992年の参議院選挙に、当時の日本新党から立候補して、初当選しました。
その後、衆議院議員に転じて8期連続務めたあと、舛添前知事の辞職に伴って行われた8年前・2016年の都知事選挙で初当選し、現在は2期目を務めています。
一方、都知事選挙に立候補する意向を表明している立憲民主党の蓮舫参議院議員は、幅広い支援を得たいとして、きょう、離党届を提出しました。
蓮舫氏も立候補を表明、各党の対応と注目される争点
>>蓮舫氏は来週初めにも公約を発表したいと述べました。
都知事選挙を巡る各党の対応です。
自民党、公明党、地域政党の都民ファーストの会は、小池氏を自主的に支援する方向で検討しています。
これに対し、立憲民主党、共産党、社民党は、蓮舫氏を支援する方針です。
日本維新の会は候補者を擁立せず、対応は党員の判断に委ねる方針です。
国民民主党、れいわ新選組は対応を検討しています。
教育無償化を実現する会と参政党は、自主投票とする方針です。
>>このほか都知事選挙には、これまでに広島県安芸高田市の元市長、石丸伸二氏、元衆議院議員の小林興起氏、タレントの清水国明氏、航空自衛隊の元航空幕僚長の田母神俊雄氏が立候補の意向を表明しています。
また、NHKの取材で、きのうまでにこのほか40人以上が立候補の意向を示しています。
五十音順に紹介しています。
ご覧の方々が立候補の意向を示しています。
都知事選挙の候補者は、前回・4年前の22人が過去最多で、今回はさらに上回る可能性もあります。
>>今回の都知事選挙では、小池知事の2期8年にわたる都政運営の評価が最大の争点になる見通しです。
また選挙戦では、東京都の去年の出生率が0.99と1を下回る中での今後の少子化対策や子育て支援の在り方、都が事業を認可し、反対の声も上がっている明治神宮外苑の再開発などを巡って議論が行われる見通しです。
さらに、政治とカネの問題や物価高騰対策などについても論戦が交わされるものと見られます。
東京都知事選挙は、今月20日に告示され、来月7日に投票が行われます。