高齢者のエスカレーター事故が増加中
スーパーのエスカレーターに首を挟まれて、80代の女性が亡くなりました。
女性は手押し車を利用していて、下りの降り口、手すりの巻き込み口付近で倒れていました。
エスカレーター利用中の事故は、高齢者を中心に相次いでいます。
注意してほしいポイントもお伝えします。
過去の事故と国土交通省の対応策
エスカレーターでの死亡事故は、ことし、JR水戸駅でもありました。
倒れていた72歳の男性は、手すりが巻き込まれる部分に上着のすそを挟まれた状態でした。
それ以前にも死者やけが人が出る事故はたびたびあり、国土交通省によりますと、2010年から去年5月までに、全国の自治体などから54件の報告を受けたということです。
国民生活センターは、高齢者は平衡感覚が衰え、バランスを崩しやすくなっているので、手すりにしっかりつかまるよう呼びかけています。
万が一の転倒事故などの場合に、速やかに運転を止めるスイッチもあります。
押す前には、ほかの利用者など、周りに緊急停止することを伝え、手すりにつかまるよう指示してください。