ガザ地区の選手、戦闘状況の中での挑戦
>>開幕が来月に迫ったパリオリンピック。
世界各国のアスリートがパリに集いますが、今も激しい戦闘が続くガザ地区出身の選手も、パレスチナ代表として大会に出場する見通しであることが分かりました。
ガザ地区への攻撃を続けるイスラエル軍。
13日も、南部ラファや中部で、
ハマスの戦闘員十数人を殺害したと発表しました。
パレスチナの地元メディアは、
イスラエル軍がラファの海岸沿いにある住民の避難先とされた人道エリアを攻撃したと伝えましたが、イスラエル軍は、報道とは異なり、人道エリアは攻撃していないと否定しています。
こうした中、12日、記者会見を開いたパレスチナオリンピック委員会。
来月開幕するパリオリンピックについて。
困難に直面する現地アスリートたち
>>現時点で、
パレスチナ代表としてテコンドーの選手1人の出場が確定。
最終的に出場する選手は、6人から8人になり、
このうち3人がガザ地区出身だという見通しを示しました。
ただ、現地では、多くのアスリートが困難な状況に置かれています。
去年10月の戦闘開始以降、これまでに300人を超えるアスリートや審判員などが死亡したほか、ガザ地区にあるスポーツ施設が破壊されたということです。
さらにウエイトリフティングの選手が、体重を20キロも落としてしまったケースもあるということです。