トヨタは不正を行った3車種の生産停止を延長
トヨタ自動車は、国の認証試験で不正を行っていた3つの車種について、今月28日までとしていた生産の停止を来月以降も続けることを決めました。
トヨタは、国土交通省の出荷停止の指示を受けて、宮城県と岩手県の子会社の工場で、ヤリスクロスなど3車種の生産を停止していますが、少なくとも来月31日までは停止することを決めました。
その後の再開の時期は、今の時点で決まっていないとしています。
新型車の手続き停止と業界全体への影響
また、今回の不正を受けて、今後、新たに発売する予定の新型車について、新規の型式指定の取得に向けた試験などの手続きを停止していることを明らかにしました。
一連の不正問題では、トヨタとマツダ、ヤマハ発動機、それにホンダとスズキの5社に対し、国土交通省が立ち入り検査を行うなど、詳しい事実関係を調べています。
トヨタ以外では、マツダも今月6日から2車種の生産を広島県と山口県の工場で停止し、取り引き先の中小企業など、地域経済への影響が懸念されます。