伊藤龍稀被告の裁判で懲役20年を求刑
去年、横浜市のマンションで元交際相手の女子大学生を殺害した罪などに問われている男の裁判で、検察側は懲役20年を求刑しました。
伊藤龍稀被告は去年6月、横浜市鶴見区のマンションで元交際相手の冨永紗菜さんを殺害した罪などに問われています。
冨永紗菜さんの両親の意見陳述と判決予定
今日の裁判では紗菜さんの両親が意見陳述を行い、母親は伊藤被告に対し、娘の命を奪うまであなたは自分の思いを優先した。
真実と向き合い、自分の犯した罪を一生かけて償ってくださいと述べました。
この後、検察側は強い殺意に基づき被害者の命を確実に奪おうとしていて一定の計画性も認められる自己中心的で短絡的な犯行と指摘し、懲役20年を求刑しました。
一方、弁護側は懲役15年が相当と主張しました。
最後に伊藤被告は本当に取り返しのつかないことをしてしまいました。
どんな罰も受け入れますなどと述べ、裁判は結審しました。
判決は今週金曜日に言い渡されます。