南鳥島沖の鉱物資源と技術開発の課題
続いては東京からおよそ1900キロ、日本の最も東にある南鳥島。
その沖合の水深5500メートル付近で、大量の鉱物資源が密集する海域が特定されました。
経済財政運営の方針と物価高の現状
一方で、採算をとれるようにするには課題もあります。
例えば、マンガンノジュールから、低コストで効率的にコバルトなどを取り出す技術の開発が必要です。
今後について会見では。
政府は、ことしの経済財政運営の基本方針、骨太の方針を決定しました。
この中では、日本経済はデフレから完全に脱却する千載一遇のチャンスを迎えているとしたうえで、33年ぶりの高い水準となっている賃上げの動きを定着させ、成長型の新たなステージに移行させていくとしています。
持続的な賃上げ実現では、生産性を高めようとする企業への支援を進めるなどとしています。
また、労働市場改革では、リスキリング・学び直しへのさらなる支援などを行う方針です。
一方、財政面では、来年度の基礎的財政収支の黒字化を目指すという、今の財政健全化の目標は維持したうえで、来年度から、6年間の計画の実行を通じて、経済再生と財政健全化の両立を前進させるとしています。
一方で、足元では物価高が続いています。
先月・5月の消費者物価指数は、生鮮食品を除いた指数が去年の同じ月より2.5%上昇しました。
上昇率は3か月ぶりに拡大。
夏に向けて家計の負担、どうなるんでしょうか。
冷たくてさっぱりします。
こちらのかき氷、これから本格化する夏に食べたくなりますが、ここにも物価高の影響が出ています。
都内の老舗和菓子店では、かき氷をおよそ10%値上げしました。
値上げの理由は、原材料費の上昇。
氷や、ソースの原料となるトルコ産のあんずなども値上がりしているということです。