円相場が再び160円に迫る
円安が止まりません。
円相場が節目の160円に再び迫っています。
日銀と政府の対応、160円台での攻防
現在1ドル=159円68銭をつけている円相場は、4月に政府・日銀が為替介入に踏み切った160円の水準に迫っているだけに、銀行のディーリングルームは緊張感に包まれています。
円安の最大の要因となっているのは日米の金利差です。
アメリカ経済が堅調で利下げが遅れるとの見方が根強く、午前9時ごろには1ドル=159円90銭台をつけ160円目前にまで迫りました。
一方、日銀がけさ公表した6月会合の主な意見では円安による物価高への言及のほか、遅きに失することなく適時に利上げすることが必要と踏み込んだ意見も出ましたが、今のところ円売りの流れを大きく変える材料にはなっていません。
そのうえで神田財務官は為替介入について今までどおり、いつでも何でもできるようにしていると述べました。
160円台を目前に政府と市場のにらみ合いが続いています。