最低賃金の議論が開始
物価高が続く中、きょう始まったのが、今年度の最低賃金についての労使の代表による議論です。
企業が労働者に最低限支払わなければならない最低賃金は、ここ3年、過去最大の引き上げが続いていて、去年初めて全国平均の時給が1000円を超えました。
2030年代半ばまでに時給1500円を目指す政府の目標
政府は2030年代半ばまでに、全国平均の時給を1500円に引き上げることを目標に掲げています。
引き上げの目安は、労使の代表などで作る厚生労働省の審議会が毎年決めていて、春闘を通じて大手企業を中心に高い水準の賃上げが広がる中、最低賃金も大幅な引き上げになるかが焦点です。
審議会では来月下旬に引き上げ額の目安が取りまとめられる予定です。