捜査関係者の取材により明らかになった事実
栃木県那須町で会社役員の夫婦の遺体が見つかった事件で、殺人の疑いで逮捕された長女と内縁の夫が事件前、夫婦がいなくなることを前提に今後の会社経営についてやり取りしていたと見られることが、捜査関係者への取材で分かりました。
警視庁は、長女も殺害の計画を事前に把握していたと見て調べています。
長女と内縁の夫の経営方針を巡る確執
長女の宝島真奈美容疑者も事件に関わっていたとして殺人の疑いで逮捕しました。
これまでの調べによりますと、真奈美容疑者と内縁の夫の関根誠端容疑者は、いずれも宝島さんの会社の経営に携わっていましたが、真奈美容疑者は1月に役員を外れ、関根容疑者も店舗展開の方針などで夫婦と意見の食い違いが大きかったということです。
その後の捜査でスマートフォンを解析した結果、事件の前、2人の間で宝島さん夫婦がいなくなることを前提に、今後の会社経営についてやり取りしていた形跡が見つかったことが捜査関係者への取材で分かりました。
警視庁は、真奈美容疑者も夫婦を殺害する計画を事前に把握していたと見ていて、経営方針を巡る確執が背景にあると見て、全容の解明を進めています。