九州から東日本にかけての大雨被害
朝は九州を中心に雨が強まり、昼前には静岡県で線状降水帯が発生しました。
そしてこの時間も西日本と東日本では断続的に激しい雨が降っています。
これまでの雨で地盤が緩んでいる所があります。
土砂災害に厳重に警戒してください。
午前中、線状降水帯が発生した静岡県。
県内では猛烈な雨も観測されました。
茶色く濁った水が流れているのは、磐田市を流れる敷地川です。
おととしと去年、同じ場所で堤防が決壊し、工事が続いていました。
その取材中に敷地川で水位が上昇し、流域の4000人余りに緊急安全確保が出され、取材班もその場を離れました。
解除されたのは、午後3時前でした。
磐田市によりますと、川沿いの地区で浸水の被害が10件以上確認されたということです。
浜松市内を流れる段子川です。
大雨の影響でしょうか、護岸ブロックが大きく崩れています。
浜松市では一時、広い範囲に避難指示が出されました。
市によりますと、2棟で床下が水につかったほか、各地で道路が冠水しました。
静岡県では沼津市でも、道路が30センチほどの深さまで水につかっていました。
撮影した男性は、毎日通る道路ですが、ここまでの冠水は初めてですと話していました。
関東甲信地方での増水と今後の警戒
その後、関東甲信などでも局地的に雨が強まっています。
海老名駅前です。
午後4時半過ぎ、雨がかなり強く降っています。
学生など多くの方が利用される時間帯、バスやタクシー乗り場、列が出来ています。
また、こちらの親子連れは。
そしてこの時間、午後6時までの1時間には、神奈川県が厚木市に設置した雨量計で32ミリの激しい雨を観測しました。
鹿児島県では、今月20日の降り始めからの雨量が平年の6月1か月分を上回る大雨となっていて、鹿児島県と静岡県、長野県では、土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。
西日本と東日本では、あすにかけて局地的に非常に激しい雨が降るおそれがあります。
これまでの雨で地盤が緩んでいる所がありますので、土砂災害に厳重な警戒が必要です。
週末以降も、月曜日にかけては西日本から北日本の日本海側を中心に大雨になるおそれがあります。
気象情報に注意してください。