劇症型溶血性レンサ球菌感染症の増加と注意喚起
手や足のえ死などを引き起こし、死に至ることもある劇症型溶血性レンサ球菌感染症。
ことしは過去最多の感染者となっていて、1100人を超えました。
30代以上に多いとされる劇症型。
妊産婦が亡くなるケースも確認されています。
コロナ禍では報告されていなかったことから、医師は、マスクや手洗いなどの対策で抑えられていた可能性があり、妊産婦は続けてほしいとしています。
新型コロナ対策と劇症型溶連菌感染症の関連性
長谷川教授は、劇症型溶連菌感染症の妊産婦の症例を分析。
見えてきたのは、新型コロナ対策との関連です。
コロナ禍の前は、毎年数例の死亡が報告されていましたが、2020年以降のおよそ3年間、コロナ禍では死亡例は報告されていませんでした。
感染対策が緩和されたあと、去年7月からことし3月までに、妊産婦5人が亡くなったことが報告されたということです。
感染経路を見ると、妊婦は7割以上が鼻やのどの上気道と推定され、長谷川教授は、マスクや手洗いなどの対策で抑えられていた可能性があるとしています。