いじめ被害を受けた児童、不登校に
3年前、京都市の公立小学校に通う児童がいじめの被害を受け、不登校となりました。
市教委は当初、重大事態と認めていませんでしたが、調査が不十分だったとして一転して重大事態と認め、再調査を始めたことがわかりました。
関係者によりますと京都市の市立小学校に通っていた当時6年生の男子児童は3年前、同級生から持ち物を壊されるなどのいじめを受け30日以上欠席しましたが、京都市教委は欠席といじめとの因果関係はないとして重大事態と認定していませんでした。
再調査で重大事態と認定、保護者に謝罪
児童の保護者に対し「当時の調査が足りていなかった」として重大事態と認定したことを明らかにし、謝罪しました。
市教委によりますと、過去に重大事態と認定しなかった事案を一転して重大事態と認めるのは初めてで、再調査を始め報告書をまとめるということです。
児童の母親は「息子はいじめの後遺症に悩まされている。
認定はとても遅いと感じた」と話しています。