旧優生保護法に対する最高裁判決と政府の方針
>>旧優生保護法について、きのう、最高裁判所が憲法違反と指摘して国に賠償を命じました。
>>これを受けて、加藤こども政策担当大臣が、裁判の原告らと面会し、
政府として反省とおわびのことばとともに、新たな補償を行う仕組みを検討する方針を伝えました。
>>旧優生保護法の下で、
障害などを理由に不妊手術を強制された人たちが国に賠償を求めた
裁判で、最高裁判所大法廷はきのう、
旧優生保護法は憲法違反だとする初めての判断を示し、
国に賠償を命じる判決が確定しました。
これを受けて、
一連の問題を所管する加藤こども政策担当大臣は、きょう、
裁判の原告らと面会しました。
>>そして、
問題解決を図るため、
新たな補償を行う仕組みを検討する方針を説明しました。
これに対し原告側は、
補償にあたってはすべての被害者を対象にする法律を制定すること
などを要望しました。
>>政府は2019年に成立した法律に基づいて一律で支給してい
る320万円の一時金に加え、新たな補償の検討を急ぐ方針で、対
象範囲や金額など、具体的な制度設計が焦点となる見通しです。
保育所と小学校の登校時間のギャップによる「朝の小1の壁」問題
>>ここまでウラジオストク支局の辻記者、
そして中国総局の須田記者とお伝えしました。
>>次は、
保育所に子どもを預けていた親などが直面する朝の小1の壁についてです。
>>どういうものなのかといいますと、保育所は施設ごとの違いはあるものの、
午前7時から7時半の間には預かりを開始するのが一般的です。
一方でですね、小学校はそれよりも遅くて、
おおむね午前8時から8時25分の間で登校時間が設定されているんですね。
この朝の時間のギャップが共働きやひとり親の家庭にとっては壁となっていまして、働き方の見直しですとか、子どもの朝の居場所をどう確保するかなど、対応に頭を悩ませるケースが少なくないといいます。
>>こうした家庭への支援を検討するため、こども家庭庁は、この秋にも初めて実態調査を行う方針を固めました。
>>ことし、
長女が小学校に入学した斉藤淳彦さんです。
娘が小学校に向けて家を出るのは午前7時45分ごろ。
保育所に通っていたころに比べて20分ほど遅くなりました。
>>大丈夫?忘れ物しないでね。