認定こども園の通園バス置き去り事件とは
2024年7月4日、静岡県静岡市の静岡地方裁判所において、認定こども園の通園バス置き去り事件に関する判決が言い渡されました。
事件では、当時3歳の女の子が通園バスにおよそ5時間取り残され、重度の熱中症で亡くなりました。
この事件について、園の元園長と担任の教諭が業務上過失致死の罪に問われていました。
裁判の結果とその影響
裁判長は、元園長について「ずさんな安全管理体制を続け、運転手として送迎中の園児の安全を確保すべき義務に違反した重大な過失」と指摘し、1年4か月の実刑判決を言い渡しました。
元担任には、欠席したと思い込み保護者への確認を怠った過失があったとし、1年の禁錮刑に執行猶予3年が言い渡されました。
事件を受けて、全国の幼稚園や保育所などの送迎バスに安全装置の設置が義務づけられています。
元園長は判決を重く受け止め、今後の責任に真摯に向き合うとコメントしています。