5月の環境大臣との懇談でのマイク問題
ことし5月、水俣病の患者団体などと環境大臣との懇談の場で、団体側の発言中、環境省の職員がマイクを切った問題。
大臣が直接謝罪するなど、大きな波紋を呼び、きょうから再び懇談が行われます。
この問題で、マイクの音を切られたこちら、松崎重光さん。
その松崎さんを長年にわたって支えてきた人がいます。
あの問題のあと、松崎さんはどんな日々を送ってきたのか。
そして、再懇談に託す思いとは。
5月1日に行われた環境大臣と水俣病の患者団体などとの懇談。
松崎さんは、水俣病と認められないまま亡くなった妻について、訴えました。
環境大臣に声を上げたのは、被害者団体事務局長の永野三智さん。
再び行われる懇談とその意義
松崎さんら未認定患者の思いをしっかりと聞いてほしい。
永野さんは国と日程などの交渉を重ねてきました。
きょうから再び行われる環境大臣との懇談。
被害者の多くが高齢化し、亡くなる人も多い中、意味のある場にしてほしいと永野さんは考えています。
環境大臣との懇談は、きょうから3日間の日程で実施され、松崎さんが所属する団体との懇談は、あさって水曜日に行われる予定です。