岩手県と秋田県で土砂災害警戒情報発表
一方、東北地方では梅雨前線や低気圧の影響により、岩手県と秋田県では未明から大雨となり、午前10時現在、秋田県で土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。
岩手県の午前9時までの12時間降水量は、西和賀町沢内で87ミリ、西和賀町湯田で69.5ミリ、雫石町葛根田で59ミリなどとなっています。
この雨で一時花巻市と遠野市に土砂災害警戒情報が発表されました。
秋田県では由利本荘市に土砂災害警戒情報が発表されています。
大雨による河川の増水で、仙北市に避難指示のほか、秋田市などに高齢者等避難の情報が出されています。
引き続き土砂災害や河川の増水に警戒を
気象台では引き続き土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に警戒するよう呼びかけています。
東北などではきのうから雨が強まっていますが、きょうは前線が少し南に下がってきて、西日本の日本海側、この時間は島根県や鳥取県に活発な雨雲がかかっていて、災害の発生の危険度が高くなっているところがあります。
このあとも山陰から東北にかけては雨雲の発達する所があり、局地的には1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降りそうです。
またあすにかけても大気の状態が不安定で再び雨の強まってくる所があるでしょう。
あすにかけて東北や北陸では150ミリ、また中国地方でも100ミリの雨が降る予想で、短い時間で雨の量が多くなるおそれがあります。
土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫などに厳重な警戒が必要です。