日経平均株価の急落とドル円相場の動向
連日史上最高値を更新していた日経平均株価が一時1000円以上下落しました。
一方で、ドル円相場は円高に振れています。
急激な値動きの背景には、アメリカの消費者物価指数が予想を下回ったことがあり、これによって早期利下げへの期待が一層高まりました。
その結果、ニューヨーク市場では半導体などのハイテク株が利益確定で売られ、東京市場でも同様に半導体関連株が売られる展開となりました。
為替介入の見方と円高の進行
さらに、円高の進行も株安の要素となりました。
昨夜の時点で1ドル=161円台で推移していた円相場が、一時1ドル=157円台まで急上昇しました。
この円高を受けて市場の一部では為替介入が行われたとの見方が出ましたが、財務省の神田財務官はコメントを控えつつも、「歴史的な円安には変わりがない」として株式市場全体にとっては追い風の状況が続いているとの認識を示しています。