トルトネフ副首相の択捉島訪問
ロシア極東のサハリン州政府は12日、ロシア政府で、極東の大統領全権代表を務めるトルトネフ副首相が北方領土の択捉島を訪問したと発表しました。
ホテルや観光施設などの投資プロジェクトの現場を視察し、観光分野などでの投資拡大の重要性を訴えたとしています。
日本政府の抗議と外交対応
5月にロシアのプーチン大統領が通算5期目に入ってから、政権の幹部が北方領土を訪れるのは初めてと見られます。
外務省の小野ロシア課長は、東京にあるロシア大使館の担当者に対し、電話で、ロシア側要人の訪問は、領土問題に関する日本の立場に反するもので受け入れられないと抗議しました。