ロシア軍の攻勢と死傷者数
ウクライナではロシア軍による激しい攻撃が続いています。
イギリス国防省は、ロシア軍の兵士の死傷者がこの2か月で7万人を超え、今後も多数の犠牲をいとわず、攻勢を強めるという見方を示しました。
ドイツ防衛企業トップへの暗殺計画とF16戦闘機の配備
ロシア軍は、犠牲をかえりみない攻勢に出ていると見られます。
イギリス国防省によると、ロシア軍兵士の死傷者は、5月と先月で合わせて7万人を超えたと見られるとしています。
そして、これからの2か月も同じような死傷者が出ることをいとわず攻勢を強めるという見方を示しました。
ロシア側の動きを巡っては、衝撃的な報道も。
ウクライナ軍の砲弾を生産するドイツの大手防衛企業のトップを、ロシア政府が暗殺しようとしていたというのです。
CNNテレビが、アメリカ政府など複数の当局者の話として伝えました。
計画はアメリカの情報機関が察知して、ドイツ側に伝え、未然に防いだということです。
ロシア大統領府のペスコフ報道官は関与を否定しています。
一方、ウクライナが供与を強く求めているF16戦闘機。
この夏に6機、年末までに最大20機が配備される可能性があると、アメリカのメディアが伝えました。
ウクライナ情勢を巡って対立を深めるアメリカとロシアは12日、オースティン国防長官とベロウソフ国防相が電話会談を行いました。
ただ、会談の内容は明らかにされておらず、双方の緊張が続いています。