入札情報漏洩とその代償
元千代田区議の嶋崎秀彦被告は、東京地裁で懲役2年6カ月、執行猶予4年の判決を受けました。
嶋崎被告は2020年に千代田区立お茶の水小学校・幼稚園の設備工事を巡り、入札情報を漏らし、その見返りに業者から現金や商品券を受け取った罪に問われていました。
判決の内容と考慮要素
裁判所は職務の公正さと対社会の信頼を損なう悪質な犯行と指摘し、見返りを要求して利益を得た動機に酌量の余地がないとしました。
しかし、議員辞職し、犯行を認め謝罪もしていることを考慮し、懲役2年6カ月、執行猶予4年の判決を言い渡しました。