東京地検特捜部、堀井議員の関係先を強制捜査
自民党の堀井学衆議院議員が選挙区内の有権者に対し違法に香典を提供したとして、東京地検特捜部は今日、公職選挙法違反の疑いで議員会館事務所など堀井議員の関係先の強制捜査に乗り出しました。
堀井議員の違法寄付の疑いと自民党離党
関係者によりますと、堀井議員は2022年ごろ選挙区である北海道9区の複数の有権者の葬儀に自身の名義の香典を秘書に持参させるなどして違法な寄付をした疑いがあります。
公職選挙法では政治家本人が出席して直接渡す場合を除き、選挙区内の有権者に香典を渡すことを禁じていますが、堀井議員側はこうした違法な寄付を繰り返し、その額は合わせて数十万円に上るとみられます。
特捜部は既に堀井議員の元秘書らから任意で事情を聴いており、関係先の捜索を行うなどして実態解明を進めるものとみられます。
こうした事態を受け、堀井議員は自民党に離党届を提出し、受理されました。
茂木幹事長は、今回のような事態に至ったことは極めて遺憾だと述べました。