トランプ氏の演説内容とバイデン政権への批判
2024年7月19日、NHKニュース7で報じられたアメリカ政治に関するニュースです。
トランプ前大統領が銃撃事件後初めて公の場で演説を行い、大統領候補への指名を受諾しました。
トランプ氏はアメリカ全体のための大統領になると団結を呼びかけましたが、主に演説で多くの時間を割いたのはバイデン政権への批判でした。
ニューヨーク・タイムズは、トランプ氏は団結を約束した後攻撃に転じ、一方ワシントン・ポストは、政敵への嫌悪感といったいつもの視点を団結を目指す態度で包み込んだと分析しました。
バイデン大統領の選挙戦撤退の可能性とトランプ氏の動向
同時に、バイデン大統領の選挙戦撤退の可能性も報じられました。
ワシントン・ポストは、オバマ元大統領がバイデン氏の勝利の可能性を極めて低く見ていることを報じ、さらにペロシ元下院議長もバイデン氏が近く撤退を決断する可能性を示しました。
ワシントン支局の根本記者は、党の重鎮や幹部たちがバイデン氏では勝てないとの認識を伝えたとし、トランプ氏の動向と共に局面が変わったと述べました。
バイデン陣営は選挙戦の継続を強調していますが、今後数日間が大きなヤマ場になる可能性があると伝えています。
この状況の中、トランプ氏の演説は融和や団結を訴える一方で、バイデン政権への批判が強まり、演説の進行と共にボルテージが上がったとされています。
これにより、今回の演説がトランプ氏への懸念を完全に払拭するには至らなかったと報道されています。