国民の団結を強調する演説
アメリカ共和党の全国大会は最終日を迎えました。
暗殺未遂事件のあと初めてとなるトランプ前大統領の演説に全米が注目しています。
まもなく共和党の大統領候補の指名の受諾する演説を行います。
トランプ陣営によりますと、自ら全面的に書き換えましたバイデン政権の批判を減らし、国民の団結を訴える内容に改めたということです。
暗殺未遂事件後のトランプ氏の新たな姿勢
アメリカでは暗殺未遂事件のあと初めてとなるトランプ氏の指名受諾演説が日本時間の午前11時半過ぎに始まり現在も行われています。
共和党大会の会場です。
10分ほど前から始まったトランプ前大統領の演説現在も続いています。
トランプ氏にとって暗殺未遂の事件のあと初めてとなる演説では、これまでのような攻撃的なトーンは抑えられ、穏やかな口調で話しているという印象を受けます。
トランプ陣営によりますとトランプ氏暗殺未遂事件を受けて、トランプ氏は原稿の内容を全面的に書き換えていて、国民の団結を中心に訴える内容になっているということです。
これまでバイデン大統領らに激しい個人攻撃を行い、政治的な分断をあおったと批判を受けてきたトランプ氏ですが、事件を機会に包容力のあるリーダーへのイメージチェンジを図り、これまでトランプ氏に距離を置いていた共和党内の穏健派や無党派層からの支持を得る狙いがあるものと見られます。
また演説の中では暗殺未遂事件に屈しない姿勢も強調し、国を率いるリーダーとしての強さもアピールする見通しです。
一方で国内の製造業や労働者を保護するアメリカ・ファーストの政策を進める考えも示す見通しです。