夏休みと共に増えるコロナ感染者数
きょうは各地の小中学校で終業式が行われまして、あすから夏休みというお子さんも多いのではないでしょうか。
ですが、注意が必要なのが、新型コロナウイルスです。
今月14日までの1週間では、1つの医療機関当たりの平均の患者数が、北海道と沖縄を除いた45の都府県で赤い矢印、前の週よりも増えています。
特に、この鹿児島県など、九州で多くなっているんです。
専門家は、お盆明けごろまでは、患者が増えてくると考えられるとして、夏休み中の対策を呼びかけています。
オミクロン株・KP.3の影響と今後の予測
新型コロナの感染者は、全国で増えています。
こちらはコロナが5類に移行した去年5月以降の1つの医療機関当たりの平均の患者数です。
厚生労働省によりますと、今月14日までの1週間では、11.18人、前の週の1.39倍で、10週連続で増加しました。
またこの1週間に全国およそ500の医療機関から報告された新たに入院した患者の数は、2月中旬以来、3000人を超えました。
専門家は、感染拡大の要因の1つに、新たな変異ウイルスが広がっていることがあると指摘します。
日本だけでなく、欧米などで流行の主流になっているオミクロン株の一種、KP.3。
従来のウイルスよりも過去の感染やワクチンによる免疫を逃れる能力が高く、感染力がやや強いという報告もあるということです。
専門家は、人の移動が盛んになることから、お盆明けごろまでは、患者の数が増え続けるのではないかと話します。