改正動員法と市民の葛藤
ウクライナでは、兵力不足が指摘されていて、市民の動員逃れを防ぐために、個人情報を軍に登録することが義務づけられ、今週、期限を迎えました。
しかし、登録を終えたのは469万人で、対象者の半数以下とも伝えられています。
国を守りたい、しかし人を殺したくない。
ウクライナの人たちの葛藤を取材しました。
連日、ロシア軍の激しい攻撃にさらされる兵士たち。
ウクライナでは5月に改正動員法が施行され、18歳から60歳の男性は、住所や家族などの個人情報を、軍に登録することが義務づけられました。
受刑者の入隊と仮釈放措置
動員に抵抗を持つ人がいることについて、ウクライナ国防省は。
一方で、こんな措置も始まっています。
キーウ郊外にあるこちらの刑務所では、軍に入隊を希望する人もいます。
ゼレンスキー大統領は5月、一部の受刑者を入隊させるための法案に署名。
裁判所の許可を得られれば、兵役に就く代わりに仮釈放が認められ、これまでに2800人以上が、入隊の許可を得たと伝えられています。