バイデン大統領、SNSで撤退を発表
こんにちは
お昼のニュースをお伝えします
アメリカ大統領選挙まで100日あまりに迫る中、大きな動きです
バイデン大統領が11月の大統領選からの撤退を表明しました
ハリス副大統領を後継候補として支持するとしています
バイデン大統領は日本時間のきょう午前3時前
SNSで声明を発表し大統領選から撤退する考えを明らかにしました
声明でバイデン氏は、再選を目指すというのが私の考えだったが
自分が撤退し、残りの任期に大統領としての責任を果たすことに集中することが党と国にとって最善の策だと思うと述べています
そのうえで今週、自分の決断について国民に説明するとしています
またバイデン氏はその後SNSでハリス副大統領を民主党の大統領候補として支持する考えを表明しました
これを受けてハリス氏は私は光栄にも大統領からの支持を得た
党の候補者指名を勝ち取りたいと考えていますとの声明を発表しています
撤退表明に対する国際的な反応
一方、撤退表明を受けてロシアによる侵攻にさらされるウクライナのゼレンスキー大統領はSNSに投稿し
バイデン氏はこの恐ろしい戦争の間ずっと私たちを支え続けてくれたと謝意を示しました
さらに私たちは今日の決断を尊重するとしたうえで
アメリカの継続的な強いリーダーシップがロシアの侵略を防いでくれることを心から願っていると述べました
一方、ロシアメディアによりますとロシアのペスコフ大統領報道官は21日
選挙はまだ4か月先であり多くのことが変わる可能性がある
今後の展開を注視する必要があると述べました
そのうえでペスコフ報道官は我々の優先事項はウクライナでの特別軍事作戦の目標を達成することでありアメリカの選挙結果ではないとしています
バイデン氏の撤退表明を受けた日本政府など国内の反応です
岸田総理は政治的に最善の判断をする思いだったと認識していると述べました
岸田総理はこれまで親密な関係で知られるバイデン氏について
性格的に自分から撤退を言う人ではないと周囲に語っていましたし外務省内でも
今から引くのは難しいとの見方が多かっただけに撤退表明は一定の驚きをもって受け止められています
岸田総理はこのように言葉を絞り出した上で
日米同盟は外交安全保障の基軸であり今後の動きを注視したいと語りました
政府高官はバイデン氏の代わりの大統領候補に意欲を示すハリス副大統領について
初の女性大統領を目指すには環境は厳しいと話しているほか
ある自民党幹部もよほどのことがない限りトランプ氏が勝つだろうとの見通しを示しています
9月に予定される自民党総裁選での再選を目指す岸田総理ですが総理を支える岸田派議員の一部にも
勝てる見込みがなければ名誉の撤退をすべきだという声はあるだけに総裁選の動向にも影響を与える可能性があります