山形県の記録的な大雨と片づけ作業
>>この暑さの中、先週の記録的な大雨で、住宅の浸水被害が相次いだ山形県では、住民などが片づけ作業に追われました。
>>ただ、被害は深刻です。
>>酒田市の大沢地区です。
この先の集落につながる道路が大きく壊れ、通ることができなくなっています。
>>酒田市大沢地区の北青沢では、市の中心部に向かう国道が崩落して寸断され、集落の住民たちは、買い物などに徒歩で片道30分ほどかけて行き来しています。
近くでは重機を使って、う回路を作る作業が進められていますが、開通の見通しは立っていないということです。
被災した地域を支えようという活動も始まっています。
80棟近い住宅が被害を受けた秋田県由利本荘市では、きょうから災害ボランティアによる住宅の片づけが始まりました。
>>この時間は青森県や岩手県などに発達した雨雲がかかって、青森県では大雨になっています。
東北や北陸などでは、このあとしばらくは、局地的に雷を伴って、非常に激しい雨が降るおそれがあります。
山形県や秋田県などでは、少しの雨でも災害の危険度が高まるおそれがあります。
警戒を続けてください。
また、国会議員に強制捜査です。
自民党広瀬めぐみ議員の給与詐取疑惑
自民党の広瀬めぐみ参議院議員が、公設秘書として届け出ていた女性に勤務実態がなく、国から給与をだまし取っていた疑いがあるとして、東京地検特捜部は、自宅や事務所を捜索しました。
>>国から支給された給与は数百万円に上るということで、特捜部は実態解明を進めるものと見られます。
きょう午前、都内の自宅に姿を見せた広瀬議員。
>>何があったんでしょうか、広瀬議員、説明をお願いします。
>>広瀬さん、ひと言お願いします。
>>その1時間余り前には。
>>盛岡市にある、広瀬議員の地元事務所の前です。
こちらには午前10時過ぎに、東京地検特捜部の係官数人が捜索に入りました。
>>ほかにも自宅や参議院議員会館にある事務所が捜索を受けました。
公設秘書は給与を国費で負担する秘書です。
広瀬議員はおととしから去年にかけて、公設第一秘書の妻を第二秘書として届け出ていました。
しかし、関係者によりますと、公設秘書としての勤務実態はなく、数百万円の給与をだまし取っていた疑いがあるということです。
広瀬議員は、おととし夏の参議院選挙で、岩手選挙区から立候補して初当選。
公式ホームページによりますと、この年の12月から9か月間、第一秘書の妻が第二秘書だったということです。
その後、ことし3月、広瀬議員は週刊誌で外国人男性と不倫関係にあると報じられます。
>>秘書給与を巡る疑惑も報じられましたが、こちらは、公設第二秘書はしっかりとした勤務実態をもって働いていたなどと反論。
もともと、平日は自宅がある遠野市で不動産業を営み、金曜から日曜までは、夫がいる盛岡市に滞在する生活を続けていたので、第二秘書になったあともリモートワークを交えて公設秘書の業務に当たっていたとしています。
広瀬議員が特捜部の強制捜査を受けたことについて、自民党の岩手県議会議員は、以前、本人から事情を聴いたが、疑惑を否定していた。
それを信じてサポートし、きのうも広瀬議員と支持者を回っておわびしたばかりなのに、がっかりだと話していました。
特捜部は、資金が広瀬議員に渡っていた疑いがあると見て、捜索で押収した資料を分析するとともに、広瀬議員本人から事情を聴くなどして、不透明な資金の流れの実態解明を進めると見られます。