日銀、追加利上げか:金融政策決定会合の結果に注目
こんにちはお昼のニュースをお伝えします
日本銀行は追加の利上げに踏み切るのか
金融政策決定会合の結果がまもなく発表されます
日銀前から中継です
歴史的な円安とそれがもたらす物価高を前に日銀は追加の利上げも辞さない構えです
きょう2日目を迎えた金融政策決定会合で日銀はことし3月のマイナス金利解除以来となる利上げについて検討しています
狙いは円安リスクへの対応です
日銀内には円安が物価を想定以上に押し上げるのを避けるため早期の利上げが必要だとの見方が出ています
ただ利上げは変動型の住宅ローンや企業への貸出金利の上昇につながり景気を冷やすおそれもあるためわずかな引き上げにとどめる考えです
現在0%から0.1%程度としている政策金利を0.25%に引き上げる案が有力です
仮に利上げされれば15年7か月ぶりの金利水準です
ただ日銀内には物価の上昇に賃金が追いつかない中で利上げが消費のブレーキとなりかねないとの慎重論も根強くあります
国債買い入れの減額計画と市場の反応
また日銀は今回異次元の金融緩和の柱だった国債の大規模な買い入れについて具体的な減額の計画を決めることにしています
日銀はようやく重い腰を上げ物価高をもたらす円安に向き合うのか
経済の行方を左右する注目の発表はまもなくです
この利上げ観測にマーケットも揺れています
円相場は急速に円高に振れ株価は下落しています
為替のディーリングルームから中継です
昨日夜までは利上げは秋以降の可能性が高いと見ていた市場は深夜に出た利上げ観測に意表を突かれた形です
昨夜、円相場は1ドル=155円前後でしたが現在は1ドル=152円70銭台まで円高が進行しています一晩で2円以上の円高進行です
けさの東京株式市場では円高を受けて株価が下落し日経平均株価は一時500円を超える値下がりとなりました
市場は今日の売り上げを急速に織り込んだ形ですが関係者は仮に日銀の議論が紛糾し利上げが見送られた場合逆に円安方向に進む可能性があると話していて