旧優生保護法の下で初の和解成立
旧優生保護法の下で不妊手術を強制されたとして、都内に住む女性が国を訴えた裁判で、国が和解金を支払うことで、きのう和解が成立しました。
最高裁判所が別の被害者の裁判で、旧優生保護法は憲法違反だったと認め、国に賠償を命じたことを受けたもので、一連の裁判で和解が成立するのは初めてです。
全国で続く裁判と国の方針
旧優生保護法を巡っては、最高裁判所が別の被害者の裁判で憲法違反だったとして、国に賠償を命じました。
これを受けて国は、全国で続く裁判について、速やかな和解の実現を目指す方針を示していました。
弁護団と国は、和解などの基本合意を結ぶため、交渉を続けていますが、西さんは体調に不安があったため、いち早く解決する必要があると判断したということです。