新潟トランシスによる除雪車の性能試験での不正
大手機械メーカーのIHIは、子会社が手がける除雪車の事業で長年にわたって不正が行われ、1200台以上を自治体や国など向けに納入していたことを明らかにしました。
不正が行われていたのは、IHIの子会社の新潟トランシスが手がける除雪車の事業で、除雪能力を高く見せるため、性能試験の際に、装置の一部の部品を取り替えて試験を行っていたということです。
不正は2007年から2017年にかけて行われ、10機種の合わせて1239台が納入されたとしています。
コンプライアンスと再発防止策の取り組み
会社は、コンプライアンス意識の欠如や、職場風土の問題が背景にあったとして、再発防止策の策定を進めるとしています。
IHIではことし4月、別の子会社でも船舶用エンジンなどで燃費データの改ざんが明らかになっています。