民主派の最大野党、後継の新党を発表
タイで去年行われた総選挙で、第1党となりながらも、7日に憲法裁判所に解党を命じられた民主派の最大野党の議員らが、きのう、後継となる新党を結成したと発表しました。
民衆党の結成と今後の方針
党に所属していた議員たちはきのう、後継となる新たな政党、民衆党を結成したと発表しました。
140人余りが所属する民衆党は、議会下院の最大野党となり、党首に就任した37歳のナタポン氏は、タイ国民に繁栄をもたらすため、私たちは信念や理念、政策を継続していくと述べ、民主化に向けた活動を続けていく方針を示しました。
一方、タイの汚職防止委員会は、前進党に所属していた44人の議員らについて、不敬罪の改正法案に賛同したことが倫理規定に違反する可能性があるとして、現在、審議を進めていて、さらに多くの民主派の議員が政治活動の禁止に追い込まれる可能性も出ています。